君津のパン屋さん

私、下の子が生まれる前からパン作りを始めて平成元年に今は亡き星野昌先生と矢野さき子先生からお免状をいただいております。
(このお二人は天然酵母のパンを作る人ならどなたでも知っている天然酵母パンのパイオニア的な先生です。 )
せっかく習ったから、パン教室を開けるくらいの技術と知識を身に着けたいと の思いから試験を受けて(食パンが課題でした)ホシノ天然酵母パンの指導員資格を取りました。
子供たちが小学生の間は自宅でパン教室を開いていたんですよ。
私のパン教室は’’自分の家で特別な道具をそろえることなく作れるパンを教えたい’’というコンセプトで始めました。
自宅にあるもので温度管理もしますし、たとえばオーブンがないおうちでも鍋で焼く方法を教えたりなどなど、、、季節によっては非常に下準備が大変でしたが、いろいろあっても楽しかったです!
そんな経験があったので、上海でも「美味しいパンを食べたい!」という奥様達に教える機会を持てました。若い人たちとも仲良くさせていただいて 充実した日々を過ごせたのは、パンを作り教える技術があったからだと思っています。

さて、前置きが長くなりましたが、この君津のパン屋さんは自家培養のレーズン酵母でパン作りをしているんです。
小麦にもこだわっていて、全粒粉でこんなにおいしいパンを作っているお店にはそうそう巡り会えません。
場所は千葉県君津市の君津インターチェンジから5~10分くらいのところです。
「かさりんご」という名のパン屋さんです。
18時には閉店、日曜日はお休み・・・となると、金曜日の夜鴨川に向かい日曜日の昼に鴨川を出発して帰るのが常の私たちには なかなか立ち寄れない店です。今回は土曜日に鴨川に向かうと決めていたので、土曜日の朝電話を入れて、欲しいパンを確保しておいてもらいました。午後になったらほとんどのパンは売り切れです!たくさん売れるんだからたくさん作ればいいじゃないの!!と思われるかもしれませんが、そこは丁寧に丁寧に作っていらっしゃるので、作れる量には限りがございます。なのでございますよ。
私はここの店主さんとパンの話をするのが大好きです。今回は「小麦にいかにたくさんの水分を吸わせて、それを蒸発させないように作るか!」という話で盛り上がりました。私にとってはとても興味深い話で、なるほど~とうなりたくなる場面がたくさんあり、すごく楽しい時間でした。こちらでは、市場に出回ってない小麦でパンを焼いてます。その小麦を挽いてもらって分けてもらいました。そして、パン種もいただいてきまして、今はその種を大切に培養してる最中です。
身体が元気になるパンです!
この写真は日曜日の朝食。

この記事を書いた人

haomei

夫婦の時間が多くなってきたオーバー60の私達。私たちスタイルの暮らし方を綴っています。退職後の二人での生活。趣味や旅行のお話。老後の過ごし方を考えたり、子供たち家族との楽しいひと時のことなど。