お墓のお引越し Part2

s-RIMG0013.jpgまず、お墓のセミナーに出たときの事からいくつかお話しましょう。

家の近くに都立の多磨霊園があるのです。
場所的にはもちろん、また、都立なので金額的にも私たちの条件に合うのではないかと、そこの話を聞きたくて出かけて行ったようなわけです。

話を聞くと、都立の霊園はこの10年で倍以上の値上がりになっているにもかかわらず、購入希望者が多いため、申込書を提出して、審査を受けて通ったら、そのうえで、抽選により選ばれた方だけが購入できるという難関ぶり。

値上がりしてるなら、今のうちに、将来のために買っておこう!と誰でもが申し込めるわけではありません。
いくつかの条件があります。
うちは、この条件のうち2つの条件を満たすことができず、申し込みすらできないということを知ったのです。

 

s-RIMG0015.jpg1. 葬儀は済ませたけど、お墓がなくて、納骨できない方。
2. 東京都に5年以上住み続けている方。

内の場合の満たされない条件が上記の2点でした。
・北海道にお墓もあり、義父も祖父母も埋葬されている。
・上海へ転勤になったとき、20数年住んでいた現住所から中国へ住民票を移していたため、住民票をとってみると、中国から東京にやってきて、住み始めてで1年くらいの新参者・・・となっていたのです!これにはびっくりしました!!!

また、話を聞き進めていくと、宗派などにはとらわれない良い点もありましたが、墓地を建立する費用は安いものではなかったのです。

こんなわけで、都立の霊園をすっぱりあきらめました。

次に考えたのは、私たちの子供たちが引き続きお墓を守っていってくれるかどうか!
お参りに行きやすく、維持費などでも負担をかけずに済むところ・・・・・ということで、墓苑、霊園、お寺を見学しに行き、最終的には、私たちが気に入った1箇所に、子供たちを連れて行き諸条件も話をして、家族納得の上で購入を決断しました。

お寺との面談。
家の場合は宗派が違うということもあり、そのあたりのことも含めて、住職さんと面談があり、双方誤解が無い状態で、契約書を作ります。
これで、檀家の一員になりました。

その後の流れは、すでに他の寺に埋葬されている遺骨をこちらの寺に移して、墓石を建立しそこに安置する。

簡単には、こんなことです。。。が。。。

一番はじめに親戚一同にお墓を移したい旨をお話ししました。
亡くなって埋葬されている方々に対するそれぞれの思いなどを伺っているうちに、自分たちがやろうとしていることは最良だったのか?今やるべきだったのか?他の方法は無かったのか?とぐらつく事もしばしば。
でも、皆さんに快諾を得て、遺骨を移す手続きに・・・

改葬の手順としては、
1.遺骨の埋葬されている菩提寺から「埋葬証明書」を発行してもらい、新しく檀家となったお寺から発行してもらっている「墓地使用許可証」と2つの証明書を持って、「改葬許可」の申請に現在の菩提寺がある役所に行って、「改葬許可証」を発行してもらいます。

2.「改葬許可証」を遺骨が埋葬されている菩提寺に持って行き、その寺で、魂抜きの供養をしていただいて、遺骨を引き取ってきます。

3.改葬許可証と遺骨そして、墓地使用許可証を持って、新しい墓所。お寺に行きます。
墓石ができたなら、墓地開眼供養と納骨の法要を行います。

書けば、こんな流れですが、墓石選び、墓石のイラストなども含めた文字デザインなど、手をかけようと思えばいくらでも凝れる・・・こんな作業も待ってます!
石材店さんと打ち合わせをしながら、より良いものをと考えるわけですが、ちょっと凝りすぎたかな?度重なる細部の変更などで、石材店さんにはご苦労をおかけすることになってしまいました。
なんと、法要前日の午前中にやっと完成の連絡をいただきました。
ぎりぎりセーフでした!!

法要当日は秋晴れのさわやかな日で、参列者全員やわらかい気持ちで心地よく過ごせたのではないかと感じています。

本当に良い経験ができたこと、感謝してます。

 

 

 

 

この記事を書いた人

haomei

夫婦の時間が多くなってきたオーバー60の私達。私たちスタイルの暮らし方を綴っています。退職後の二人での生活。趣味や旅行のお話。老後の過ごし方を考えたり、子供たち家族との楽しいひと時のことなど。